さいたま市桜区・南区・浦和区の個人バイオリン.ピアノ教室

浦和のABEバイオリン教室

バイオリンの美しい音色はどうしたら出せるようになるのか

      2022/08/17

バイオリンの甘い美しすぎる音色にウットリ~

神奈川県から月1でレッスンへやって来られるYさん。

曲がご本人が思ってた以上にレッスンにきて素晴らしい音色で弾けるようになったせいか、お帰りは満面の笑みで大変、喜ばれて帰って行かれました。

帰り際に「バイオリンってホントウにいいです。

楽しいです。今日の今日は本当に感動しました」。

なんておっしゃられるとバイオリンの魅力をこっちが教えてもらったようなとっても嬉しい気持ちになりました。

そんなYさん、確かに今日は曲にかなり力を入れて見ましたが、大切なのは曲だけやってたわけではないのです。

確かに曲がスラスラ美しいイントネーションで弾けれるようになるまでは相当の曲の練習量が必要ですが、パッと一弾き聴いただけでこの人、上手いわと思わせるバイオリン奏法ってどんな奏法なのでしょう。

それはどこをとっても安定しているしなやかさなのではないでしょうか。

IMG_6772

バイオリンであればあたり前の弾き方、弓はf字孔の真上に持っていく。

これは当り前のことなのですが、それ以外の場所と毎日、みなさん、比較したことありますか?また、知らず知らずのうちに、みなさん、弓を先まで全部使おうとしていることってないですか?そんなやるべきことでない弾き方をしようとするから響かなくなってしまったり、弓圧がかかってしまったりするのです。

今日のYさん、そこから、徹底的にレッスンしました。

ボーイング時、弓が斜めになる。弓圧がかかるのはどうして?答えは上記に示されていますね。

このように本来なら、日々の練習においても音が良くなるまでボーイングをするべきなのです。

ボーイングが終わるとカールフレッシュ.スケールシステムへ進みイントネーションのチェックと手首のしなやかさを追求していきます。

IMG_6773

ポジション移動に入り親指の移動のタイミングが遅れています。

対策としてはまず、暗譜をし、どこで移動をするのか、親指をどこへ指を持っていくのかしっかり覚えてください。

これがきちんと覚えていないと話になりません。

次に移動時こそ親指の力が抜けているか、逆の言い方をすればあごに力が入っているか。

この2点ができたとすれば次のステップはメトロノームを使用しながらの目視トレーニング(どのタイミングでどこを見るのかということ)の訓練をしましょう。

次に6度の重音をやりました。

5度の取り方(指をねかせてずらしていく)まずは1stポジションまでができたら、先の移動もやってみましょう。

次に8度もやりました。14の取り方がメインになりますが、安定性を得るために真ん中の指23も押さえるようにしましょう。

さぁ、ここまでやってくるとバイオリンの本来の自然な弾き方になってきました。

ここで鈴木の教本にある「ミューゼット」を弾いてみました。この曲をきれいに弾くポイントは八分音符と四分音符の弓の長さの使い分けです。

それを理解された後は手首をしなやかにどこまで自然体で弾けれるかというのがこの曲のポイントです。

Yさんは全て均等に手首がしなやかに自然体で弾いておられましたから、当然、音色も全て良いです。

付け加えると左指の押さえ方も均等だから、音色も全音、とってもきれいでした。

レッスン中にきれいに弾けれるようになりましたので今日、やったところまでは完全に暗譜をしてきましょう。

最後に、ビブラートの基本をやりました。

Yさん、本当に楽しみですね。

 

 - 生徒さんレッスン風景

  関連記事

連休最終日のレッスン

遠方から、クルマでお見えになられたyさん。 今日のレッスンはまず、指を慣らしてい …

お子様も大喜びの小学生のオンラインレッスン

お子様も大喜びなオンラインレッスン 4月の緊急事態宣言が出てからというもの当教室 …

年内最後のレッスン2ーMクン

 大学生のMクンがレッスンへ 大学生のMクンが年内最後のレッスンにいらっしゃいま …

始めて4ヶ月で「きらきら星」を弾くようになりました。

小学生のyクンが最近、とっても練習をがんばっているようです。 それもその筈、「き …

楽器演奏ースポーツと似ている部分と違う部分は?

楽器演奏も運動です。 Mクンは中学生で部活もあり、いつもいつも大変な毎日を送って …

神奈川県からレッスンへ見えられたYさん

基礎ボーイングでは 当教室の基礎ボーイングでは全ての弦の音色(重音も含む)がクリ …

弾き方が音楽的になってきた小学生Sちゃん

年明けにレッスンへいらした小学生のSちゃん。 年明けのレッスンは講師もかなりの覚 …

ヴァイオリンの正しい演奏法ーOLさんのレッスンから

正しい演奏法ー目線のポイント バイオリンの上達が早いTさん。 たったの3ヶ月で右 …

進化しているバイオリンケース

OLさんの初レッスン 3月からご入会されたTさん。 この日、念願のマイバイオリン …

親子でレッスンへ見えられたTさん。

お母さまも頑張ってバイオリンを弾きます。 昨日はお母さまからレッスンをしました。 …