小学生低学年のレッスン
さいたま市南区のYクンのレッスン
さいたま市南区からお母さんといっしょにレッスンへやってきたYクン。
少しずつ、きれいな音(弓圧が抜けた音)が出せるようになりました。
ボーイングも脱力時のダウンは随分、手首もやわらかくきれいな音になりましたね。
あとはロングトーン(ゆっくり弾く)とダウンは弓を使い過ぎないように先から1/3でやめましょう。
今週のポイントはアップの手首の使い方を集中的に練習しましょう。
これは初級者だけではなく、上級者にも一般的に言えることなのですが、バイオリンはボーイングに多くの練習をかけるとびっくりするほど激的に上達します。
もう一つはいつも原点に戻り、一番最初に力を入れていたバイオリンの片手持ちを重視することです。
Yクンはこれの100秒を今週は目指してください。
Yクンの場合は弓の体操(親指が曲がっているか)も忘れないように。
ボーイング練習も今週は片手持ちでのボーイングだけにした方が良いです。
オシャールのテキストでは譜読みをしっかりやり、暗譜をするまで必ず練習をしましょう。
先の譜読みをしてきましょう。3の指が出てきます。前の指全てを押さえることと3は2の指にくつつけましょう。
次にワーク教本に入りました。「チューリップ」最初だけpizzでやりましたが、その後、Yクンは弓で優雅にお弾きになりました。やっぱり、よ~く知っている曲は楽しいのかな。
ボーイングの方、書き込んでおきましたので練習をしておいてください。
あと、完全に暗譜をして見ずに弾けれるようにしましょう。
これはどんな方にも言えることなのですがバイオリンを最後まで疲れずに弾く方法として左足の重心を意識し、楽器を前に出し、楽器を下げないことです。下がってしまうと鎖骨が圧迫されてすぐに疲れてしまいます。
次に「かえるのうた」の前半を弾いてみました。ワークにて音符を書いたり、打ち込みを事前にしていたせいか譜読みはバッチリでしたね。
宿題は前半までを弓でも弾けれるように練習してきましょう。
次の曲の「ロンド橋」は打ち込みを中心とした譜読みをしっかりやっておきましょう。
次にワークの音符書き「ロンド橋」だったかな。音符を書くときはその音符の拍数を意識しながら書きましょう。
次にドレミの音符カードをやりました。2オクターブ全ての音の復習をしました。
ソの音以外全て完璧でした。今後はこの2オクターブを一瞬で速く読めるように訓練しましょう。
音の声を出して見ることも重要です。
お母様のフォームが2ヶ月前と比べて激的に変化
お母様も頑張られ2ヶ月で随分、上達されました。上のお写真が現在のもの。下のお写真が3月の入会された直後のお写真です。上と下は全く別人のような構え方をされています。下は右手の肩と肘にかなりの力が入り、写真ではわかりにくいのですが、このころは左肘まで左右に動いておりました。しかし、上のフォームは右手の肩や肘の力は完全に抜け左肘も左手首もほぼ動かなくなったように思います。
親指がたまに出過ぎないことだけは細心の注意を払ってください。
5/25のレッスンではロングトーンのボーイング、重音の他にカールフレッシュのスケールc-durの1番から弾いていただき次に5番のポジション移動を弾いてもらいました。
移動時のガードは少し入ってきましたが、もっともっとスムーズに移動できるようにしましょう。
移動の前後の音2つを集中的にさらうと良いと思います。
リズムは一日、3種類やり、必ずスラーをつけた形でやりましょう。
元半弓だけで弾いている際、音が割れたら肘を手首と同じ高さまで上げましょう。
今週から2段目の分散和音も勉強して見ましょう。
次に重音の6度を弾いてもらいました。
5度の取り方(指の形を)もそうですが重音は完全に指を倒さないと音が全くつながりません。
少しずつ慣れていってください。次の小節も見てきましょう。
この日のレッスンは新たに重音の8度もやりました。1と4の指の他により安定性を増すために2と3もいっしょに押さえましょう。
これはスケールの基本ですが、曲の8度を弾く場合はビブラートが入るので音程を取る移動時は全部押さえますが、ビブラートをかける時からは23を離してかけます。
練習曲やスケールはビブラートをなしで演奏されるので2と3も押さえましょう。
この重音の6度と8度という技術はプロでなくてもアマチュアの方が曲を弾く際にとても多く出てきますのでこれだけは最低やっておきたい基礎であります。
次にホーマンの練習曲1を弾いてもらいました。
譜読みのミスを防ぐ方法としては演奏中の目線は弾いている小節を見るのではなく先の小節をどんどん見ながら弾いていくとミスが出にくくなると思います。
しかし、弾けてましたので合格です。
次の48番「牧場」を見てきましょう。
その後、リズムの両手打ち込み練習の教材としてその日はパウル・ヒンデミット著の「音楽家の基礎練習」に挑戦してみました。
譜読みが早くなるには時にはこんな訓練も必要かと思います。
もちろん、練習曲はどんどんこなしていきましょう。
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