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浦和のABEバイオリン教室

神奈川県からレッスンへ見えられたYさん

      2022/07/04

基礎ボーイングでは

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当教室の基礎ボーイングでは全ての弦の音色(重音も含む)がクリアーになるまでボーイングに時間をかけていきます。

その効能かどの生徒さんも綺麗な音を出してくれています。

普通、初心者の場合は特にお子さんの場合は耳をふさぐような音をどうしても出してしまいます。

が、まだまだ、もっともっとといい音へという気持ちは正直、ありますが、特に初心者の場合はやっている年数等を考慮に入れるとそれにしては良い音だなぁと。

みなさん、頑張っているのですね。

さて、Yさんも素晴らしい音色を出す人の一人です。

開放弦の単音を弾いた後、重音へと進みました。

重音を弾く時のポイント

多くの方は重音を弾き出すと単音では起こらなかった様々な問題に直面します。

①重音を弾く時は単音よりかなり、弓圧を抜くこと。

②手首の運動:これがアップ、ダウンそれぞれにおいてきちんと使い分けられているか。

③右手の肘の上げるタイミング:早過ぎると肩が上がってしまい音が同時に2つ鳴り続けない。

遅れると音質がこもるだけではなく音が同時に2つ鳴り続けない。

一つの演奏の中で②と③と両方できないと重音は2つ同時に出せません。

よく、重音が上手く弾けないからといってうんと弓圧をかけて弾いてしまったり、ひどいケースですと楽器を傾けてしまったりという事例がありましたが、これでは重音を弾くことができません。

yさんの場合は①も②はクリアーしており、③の肘を上げるタイミングがほんのわずか早かったことでしょうか。

そのわずかなタイミングで2つ同時に鳴ってない音が発生しました。

そこで③を講師がYさんの腕を抱えながらタイミングを教授していきました。(最初だけですが)。

男性女性問わず、ここはしっかり、指導していきます。

するとお一人で弾かれてもベストタイミングで上がるようになりました。

そして、美しい音色で重音を出し続けることができました。

カールフレッシュスケールでは

まず、単音のパッセージから、徹底的に指の当て方を教授していきます。

固定ポジションできちんとした形で押さえられないとポジション移動で弾けるはずがないのです。

指の形がバラバラだと音程を計画的に決めることはできません。

もしも、単音で音が合ったとしてもそれは偶然でリピートして同じ音を出し続けられるかというと合ったり合わなかったりで計画的に音程を決めることは不可能です。

まして、ポジション移動や重音になってくると全く手も足も出ないくらいハズしてしまうでしょう。

スケールの目的はフォームを整えることでまずは最初の段階で音質が変わっていき最後に目標としていた音程が取れるようになるのです。

そこでYさんには固定ポジションで全ての指の形を一音残らず、チェックし、矯正したところ、次のポジション移動では音質から良い音になり、更に音程も何とかなりそうな状態に。

あとは半音、全音の確認と親指の位置です。

特に下行時の第2ポジションに下がってくるときの位置です。

移動は上行より下行の方が間隔が広くなっていきますので、少しだけ早めに移動しましょう。

カールフレッシュの場合は印字されている指番号がポジション移動する時です。

しっかり、練習して必ず、暗譜しないと弾けるようになりません。頑張りましょう。

6度の重音は音も音程もとっても良かったと思います。

ここまでしっかり、基礎練習をやった効能が出てきましたね。

さて、良くなってきたところで曲に入りました。

スズキメソード2巻 「ロングロングアゴー」

テーマの旋律、ビブラートをかけて美しく弾けましたね。

次回のレッスンまでにこのテーマは強弱記号をつけてきてください。

全くやってなかったわけではないのですが、もっともっとやらないと聴いている人にはなかなか伝わらないものなのです。

そしてこの箇所は暗譜をして弾けれるようにしておきましょう。

次にバリエーションですが、次回のレッスンまでに暗譜をするまでひたすら弾きましょう。

2つずつのスラーですが、最初の2つはなめらかに後の2つはスタカート(弓を乗せたまま止める)奏法です。

最初の2つがなめらかに弾けれるようになるとそれだけでビブラートをかけなくてもとても音楽的になると思います。

必ずアップで元へ戻しましょう。段々、弓の上の方へ行かないように。

バリエーションは一定の場所で弾けれるようにコントロールしましょう。

頑張りましょう。

 - 生徒さんレッスン風景

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