自分の楽器を初めて手にした感動ーMちゃん
2018/09/03
待ちに待った Mちゃんのバイオリンがきました。
Mちゃんは一日も早く自分の楽器が欲しくて欲しくてたまらなかったようです。
ケースを開ける前から、ワクワクドキドキ、その気持ちが講師まで伝わってきました。
さて、ケースを開けてまず、準備をします。
松やにを塗るためケースから取り出すと
お母さまが「セットでついてきた松脂は先生の使われているものと違いますよね?」とおっしゃられましたので、様々な種類があることを説明いたしました。
松脂は形も入れ物も色も本当に様々なものが出回っています。
色が茶だから良いとか黒だから悪いとは言い切れず形も丸だから良いとは限りません。
ただ、あまり、格安なもの(¥500程度)は塗りにくい傾向にあります。
何度も弓を往復させるハメに。
それと、もちろん、注目すべき点は音質ですよね。
つけた感じからベトベトなのとさらっとしてて伸びが良いのと色々あります。
ご参考までに書いておきますが、講師が使用しているものはベルナーデルというものでさらっとしています。
お店で探して見てください。
楽器は一台一台、違うのです。
たとえ、工場生産のものであっても楽器は全く同じものというのはありません。
特に体験用で使用していたお教室の楽器とは重さももちろん、音も、感触も違います。
一台、一台、違うからこそバイオリンがおもしろくなるのですが、少しずつ自分の楽器に慣れていきましょう。
新しい肩当ての取り外しとつける位置をしっかり覚えておきましょう。
人間の肩の形はなで肩やいかり型など、様々でまた、傾斜角度によっても肩当ての脚の高さが違ってきます。
楽器が水平になるよう何回も位置を確認してみましょう。太い方が上につけます。
季節によって着る服装の厚さで高さが違ってきます。
できればバイオリンを弾く時の服装はTシャツのようなものでいつも弾いた方が良いでしょう。
因みに講師がいつも弾いている格好は冬でも胸の大きく開いたタンクトップで弾いています。
これが、滑らないので本当に楽です。
ヴァイオリニストのステージドレスはみなさん、このパターンだと思います。
バイオリンを顎でしっかり挟みましょう。
お家で練習をする時はレッスンでやったようにまずは片手で持てる秒数を増やしていってください。
毎日、少しずつ、5秒ずつ増やしていきます。背中を張ることを忘れないように。
注意していただきたい事はこの片手練習をまじめにやらず、毎日両手ばかりで構えていると様々な問題が後で起きてくるので片手の練習90%、両手は10%の割合で必ず練習してください。
弓の持つ右手の親指は必ず曲げた状態にしておく。
弓を持ち始める時はもちろん、演奏中も親指が動きによって伸びてしまうことがあります。
すると巻きつけてある他の指まで浅くかかってしまい指全体に力がはいるようになってしまいます。
これでは手首も上手くコントロールできなくなってしまいますので、親指はしっかり曲げた状態を持続させ毛につけておいてください。
楽器を出した後、弾く前に必ずレッスンでやったような弓の体操をすると良いでしょう。
弓を動かして見ます。(ボーイング)
レッスンでは講師のサポートがありましたが、お家での練習は全て自分で弾き出さなければなりません。
まず一つずつ、確実に確認しながら、覚えていきましょう。
初めに弓の乗せる位置はf字孔の穴の上に乗せます。
次に肘を手首の高さまで上げます。
そして、手首の力を全てへこませてからゆっくり弾いていきます。
このゆっくり動かしていくボーイングをロングトーンといいます。
これがダウンの弾き方です。
次にアップの弾き方です。アップはダウンの手首の使い方と違い、手首を少しずつ動かしていくのでしたよね。
弓の木を倒さないよう少しずつ少しずつの微動で弾きながら手首を動かしていきます。
半分まで通過したら、必ず肘を上げることを忘れずに。
これを上げないと音がつまってしまいます。
始めはダウンばかりを連続で練習し、できたらアップを練習してください。
それぞれにスムーズにいくようになったら混合で弾いてみましょう。
左手の練習ー指番号
先週もやりましたが、バイオリンの指番号は人差し指から1234です。
曲以外のこれからやっていく様々な練習曲やスケールでは必ず前の指も押さえる習慣をつけておきましょう。
前の指とは2の場合は12で3の場合は123で4の場合は1234全て押さえます。
実際に音を出して見て気が付いたと思いますが、左指の指先は乗せているだけでは音は出ません。
力を入れるというほどではありませんが、きちんと押さえましょう。レッスンでやったぐらいです。
バイオリンの演奏は左手と右手で違うことをしているのですが、左手と右手のバランスが上手く取れると良い音を出せるようになります。
まだ、右手に力が入ることがありますので、右手は全て脱力し乗っているだけで、左指をきちんと押さえていくと良い音が出せるようになります。
頑張りましょう。
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