ロングトーンボーイングの重要性ー小学生レッスンより
2017/09/03
ボーイング練習が足りなかったかな。
夏休み明けのレッスンはyクンなりに頑張ってきたようですね。
しかし、ボーイング練習が足りなかったかなというのが正直な感想です。
これはyクンだけではなく園児さん、小学生の大半に言えたことかも知れません。
ので、ここで書いておきます。
微妙にそれぞれ、症状は違うのですが、弓が速くて手首が全く動かせない人。
アップの手首を一気に膨らませてしまう人、肘が手首に対して下がったままの人。
小指が突っ張っている人、と様々でしたが、共通して良くなっていることは
みなさん、全脱力できてきたことです。
yクンのおうちでのボーイング練習は弓が速いのでしょう。
ではどのぐらいゆっくり引っ張って練習するかというと一弓20秒弱を目標に
ゆっくりゆっくりの練習です。
当然そんなにゆっくりだと音は途切れてしまいますが、途切れなければまだ、ゆっくりではない。
と思ってください。
手首の柔軟性はロングトーンから生まれる。

いくら、脱力ができていても、弓が速ければ手首の柔軟性が生まれてきません。
すると移弦もスムーズに行えないことから、フレーズが切れてしまったりと
思った音楽になかなかできなくなってしまいます。
速いボーイング奏法はボーイング練習にはなっていない
と覚えてください。
速く弾く練習をしなければゆっくりしか動かせなくなる。
なんていうことは全くなく、逆です。
一弓を速く弾く奏法は練習いらずで弾けるものです。
ですので、ゆっくりゆっくりのロングトーンを毎日、鏡を見ながら
真剣に取り組んでください。
全身鏡に向かって横に立ち、鏡の中の弓と駒を見ながら駒に平行になるように
アップの手首を少しずつ膨らませていきましょう。
鏡を使用して練習すると必ず、1週間で激的に良くなります。
カールフレッシュを弾く時は
①必ず、背中を限界まで張り、楽器を水平にすることが大ポイントです。
これができていないと肘が固定されませんので、指が正しい同じ角度に決まりません。
yクンの場合はまた、3の指まですべて押さえるときに2がはなれてしまう場面もありますので注意しましょう。
②弓の使い方ですが、元半弓のみで弾きましょう。
上へと使い過ぎてしまいますと肘の高さが下がっていても
気がつかないようになってしまいます。
バイオリン奏法において最も大切なことはアップボウは毛がなくなる元まで
美しい音色で弾けれるかです。
これをきちんと毎回、実行していただければ肘が自動的に妥当な高さへと
上がっていくようになります。
また、カールフレッシュの練習は弓を真ん中や先といった全弓や好きなところで
弾いているのでは全く練習になっていないと覚えておいて下さい。
ホーマン1
レッスン中に気になってしまったことですが、ホーマンは譜読みの練習です。
短期間でいかにたくさんの譜面を正しく読めるようにしていくかが目標になります。
ですので、ある途中からは弾けないというようなことがないようどこからでも
弾けれるようになる訓練をしておきましょう。
それにはいつも最初からとかある一定のところからしか弾かないのではなく
どこからでも弾いておきましょう。
新しい課題に取り組みましょう。
スズキメソード
たくさん曲を弾いていたようですが、一曲、一曲が全て曲になるよう完全に
弾き込めるようになるほどさらいましょう。
ワルツは手首の運動を活かしなめらかな自然な旋律になるまで何回も弾きましょう。
楽譜に書いていない箇所にアクエントをつけたり、弓を止めたりしないようにしましょう。
毎日、しっかり練習をしましょう。
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