さいたま市中央区より経験者のレッスン
2022/06/19
発表会も11月に迫り練習にも熱がこもりますね。
さいたま市中央区より中学生のMクンがレッスンへやってきました。
発表会もいよいよ11月に迫り、みなさん、レッスン&練習に熱がこもります。
普段、部活で忙しいMクンもいつもの練習以上の気迫を感じます。
どんな曲を弾くにせよまた、将来、弾きたい曲を弾くためにも基礎練習がとっても大切になってきます。
基礎練習を怠り、曲ばかりをやるとこの曲はこう弾くべきだけど弾けないというようにその曲にふさわしい表現ができなくなってきます。
というわけでこの日もきちんとスケールをやりました。
カールフレッシュ・スケールシステム
まずは第1ポジションで単音スケールを丁寧にやっていきます。
いつもお話ししていることですが、弓の場所はスケールを弾くときだけは元のかなり下の方だけで練習してください。
すると、一言でいうとスケールだけではない全体のバイオリン演奏のレベルが劇的に上がっていきます。
ご承知のように元で弾くと、正しいフォームでなかったときに音質はつぶれてしまいます。
ですので、肘も上げるようになり、また、手首も使うようになり、この習慣をずうっと続けていくと音質も音程もまた、左手と右手のバランスも全てが良くなり演奏グレードが確実に上がっていきます。
また、バイオリン奏法は左手でリズムやテンポを取り、右手で表現していく楽器です。
ですので、全小節、同じテンポで通せないのは左手のタッチが均等に叩けていないということが言えます。
均等に叩けていないとテンポだけではなく、ところどころ聴こえにくい音が出てくるようになりますので左指を高く上げて、しっかり、バチっと音が出るぐらい叩きましょう。
また、指を立てて押さえると指を引きつけて叩いても効果が薄くなってしまいます。
6度の重音ーアップの重音の弓が速いとポジション移動になるとガードもできなくなってしまいますので、毎回、音と音がぶち切れてしまいます。
別の言い方をするとつながらなくなります。
ガードはポジション移動において全てやらなければならないので、6度だけではなく8度も、3度もまた、ポジション移動の入った単音スケールもやらなければ音と音をつなげなくなるのですが、この2つのポイント、ガードと弓をゆっくり動かす。
この2つはどちらかだけではダメで必ず演奏中に両方やらないと、なかなか、上手くつながるようにはならないと思います。
ガードについては次回のレッスンにおいて詳しくやりましょう。
ビバルディー/協奏曲 イ短調 第1楽章
レッスンで言うのを忘れてしまいましたが、9小節目の3拍目の2分音符、この長さがテンポに対し短かったです。
終わりから4小節目の二分音符もきちんと数えるようにしましょう。
弾く時により、テンポが微妙に違った場合、数えてないと大変なことになってしまいます。
ピアノが入ったら尚更です。しっかり数えましょう。
ビバルディーという作品を弾くときの楽譜に書かれているアクセントの弾き方は左手ではなく右手でしっかり、弓を止めましょう。
弓の量は短過ぎると貧弱になってしまうので中だと良いでしょう。
そこにクレッシェンドがかかっていると当然、弓の量も大きくなります。
また、八分音符のスタカートの弓の量はアクセントより少しだけ短くしても良いと思いますが、極端に短いとバランスが取れなくなってきますので調整してください。
また、後半の16分音符の頭のアクセントの弾き方ですが、弓を速くテンポを損なわない中で使いますが、クレッシェンドの後のpのところは弓の量を一瞬短くしても良いですが、テンポが遅れないようにしましょう。
ビバルディーらしく
弦楽器においてビバルディーはたくさんの作品を残しておりますが、4本のバイオリン協奏曲にしてもソロ協奏曲にしても、全て共通して言える特徴は弓が速くシャープな鋭い切れ味を上手く表現してまた、華やかさを表現していかなければなりません。
しかし、弓が速いのとテンポとは全く別の話しになります。
弓の速い奏法をしなければいけないから、テンポまで速くするかというとそんなことをしたら、演奏全体が雑になっていってしまいます。
レッスンで聴かせていただいたテンポだと極端にやらなければならない強弱記号ができなくなってくると思いますので、もう少しだけ全体的に落としても良いと思います。
どんどん、後半にいくにつれ走っていってしまいますので、お家での練習もしっかり、メトロノームで管理してください。
レッスンにおいても指摘をしたのですが、一つ一つ、書いてある強弱記号や表情記号をもっともっとやらなければ作曲家の意図からはずれていってしまいますので、楽譜をきちんと見ましょう。
関連記事
-
-
さいたま市南区の小学校1年生のレッスン
発表会に向けて頑張りましょう。 すくすく、大きくなっているように見受けられるy …
-
-
カールフレッシュ〜10度の重音を弾く小学生
10度の重音を楽しく弾く小学生 小学生Mクンがレッスンにきました。 この日はお母 …
-
-
親子でレッスンへ見えられたTさん。
お母さまも頑張ってバイオリンを弾きます。 昨日はお母さまからレッスンをしました。 …
-
-
小学生の基礎重視レッスン
発表会に向けて 当日は朝本番ですので、大変だと思いますが、少しずつ、今から、夜を …
-
-
プレバイオリンコースのkクン
お姉ちゃまとレッスンへ 当教室は小さなお子様が最近、増えてとてもありがたいことな …
-
-
弾き方が音楽的になってきた小学生Sちゃん
年明けにレッスンへいらした小学生のSちゃん。 年明けのレッスンは講師もかなりの覚 …
-
-
基礎ポイントを追求することによって誰もが上達するレッスン
左手の基礎フォームをマスターした高校生 思えばまだ、当教室にご入会されて1年も経 …
-
-
Sさん段々、楽器に馴染んできましたね。
Sさん、今、学校では大変な曲を Sさんは学校のオーケストラに半年前に入部されたよ …
-
-
小学生の親子レッスン
yクンも頑張っています。 小学生のyクンは最近、カールフレツシュのスケールとボ …
-
-
3才児親子レッスンスタート
1/16のレンタルバイオリンでスタート 8月からレッスン開始された3才のNちゃん …
- PREV
- 年少さんのレッスンー親子レッスン
- NEXT
- さいたま市南区の小学校1年生のレッスン