中学生のMクン頑張って練習してきました。
2016/08/07
講師も久々に登場
いつもいつも部活等で忙しいMクン。
でも今日はいつもより少し頑張ってきたように感じられました。
まず今日はロングトーンのボーイング。
単音、重音、それぞれを手首に集中して脱力できるまで弾き続けていくと音が澄んできます。
単音と重音では弓圧のコントロールが異なってくるので、その辺りもボーイングで確認してから
スケールを弾きましょう。
スケールの目的は単に音程を取れるようにするだけではありません。
実は音程が取れるようになるまでにはいくつものプロセスがあるのです。
効能としては音質が良くなり、左手も右手もしなやかになり、一音、弾いただけで
上手い!弾きっぷりからしてスケールを毎日、やっている人とやってない人では
全く違うと傍目にもわかられてしまうほどテクニツクにもかなりの差が出てくるようです。
ということで、今日もカールフレッシュスケールをやってもらいました。
今日は固定ポジションの段階で左親指が出過ぎてしまうようです。
親指が引っ込むと肘が固定され、指の型も決めやすくなります。
次週から、6度の重音も加わります。
重音を弾く時は右手の弓圧をかなり抜くようにしましょう。
次にホーマン2の169番をやりました。16分音符やシンコペーション等、大変、細かい音符の連続ですが、後半、よく頑張って譜読みをしてありますがソとレの違い等、最後の最後まで譜面を正確に読む習慣をつけましょう。
弓の場所は前半は問題がありませんでしたが、後半の一部で真ん中でないと弾きにくい箇所があったと思います。
シンコペーションの箇所は弓を軽く一度、返して弾きます。
次週は最初から最後まで上記のことを注意しながら、通してきちんと弾けれるようにしましょう。
次にバッハのガボットを弾いてもらいました。三和音の一番下の音、開放弦のレの音が鳴っていません。
しっかり出すように。装飾音符の音の間違え、装飾音符は通常小さく表記されているので見間違えないように。
デクレッシェンド2か所をかなり、意識してきれいに弾かないと次の小節のPに繋げられません。
バッハは譜面に記載されていることを全てやらなければなりません。
逆の言い方をすると記載されていないこと、例えばテンポが変わるというような事があってはなりません。
恐らく、テンポを一部遅くしたり、速くなったりというようなことは無意識のウチに起こってしまっているのだと推測しますが、それが起きてしまう大半の原因は弓の場所と弓の量です。
もちろん、音だけが変わっていき、リズムが変わらないパッセージは全く同じように弓の場所と弓の量を統一しなければなりません。
これはどこでも良いわけではなくバッハの場合は比較的どんな作品でも1か所しか弾ける場所はなかったように思います。
このようなことから練習ではもう一度、整理をして、いつも正しい場所でしか弾かないようにすることです。
正しいか正しくないかはバッハの場合、正しくないとそこで弾けなくなってしまうのですぐに気がつくと思います。
次週はこれらの事をまとめて最初から通して弾けれるようにしてきてください。
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