さいたま市桜区・南区・浦和区の個人バイオリン.ピアノ教室

浦和のABEバイオリン教室

音質が向上してきた主婦のKさん。

      2018/08/30

バイオリンを始められて1年4ヶ月

始めは別のお教室で6ヶ月ほど習っておられたkさん。

その後、お嬢さんといっしょの当教室に来られてから10ヶ月ほどでしょうか。

始めはkさん、レンタルでしたが、その後、ご自分の楽器をご用意されて、グングン上達され、当教室のサマーコンサートでは小曲を2曲、披露されました。サマーコンサートが初舞台であったようですが、現在は11月の発表会に向けてモーツァルトに取り組んでおられます。

良いと思われたことはすぐに実行されるkさん。

弓の矯正器具や肩当ても講師が強制をしたわけではありませんが、必要だと感じたことはすぐに取り入れる姿勢って大切ですよね。

また、練習の方も教本が4冊ほどになってきましたが、練習曲や曲の譜読みでは正しく音程が取れるようにと電子ピアノを購入され、練習に使用しているようです。

早速、レッスンに入りました。

基礎ボーイングー重音を一定の美しい音で鳴り響かせる訓練

脱力→ロングトーンまでできるようになりましたが、次なる課題は元半弓の小刻みな手首運動と肘の管理です。

特にアップボウから始める重音をしっかり取り組みましょう。

注意するポイントは2つです。

①手首が演奏中、途切れることなく微動運動されているか。

②肘を上げるタイミングと量が正しいか。

この両方ができるようになると音はいつも2和音同時に鳴らすことができます。

重音奏法と単音奏法の弾き方の違いは弓圧です。

単音奏法の場合は弓圧を入れることもなく抜くこともなく(余計な力が入ってしまっている方は別)そのまま乗っかって弾くという感覚ですが、重音となるとかなり、意識をして弓圧を抜かないと良い音は出ません。

しかし、この弓圧の調整は良い音を出すための奏法であり、決して2つ音が同時に出せないから弓圧を入れるということではありません。

2つの音を同時に出せる条件は上の①と②である。

としっかり認識していきましょう。

子供のバイオリン教本

篠崎バイオリン教本への導入である「子供のバイオリン教本」を使用し、手首運動の確認を行っていきます。

この教本は出てくる弦がAEだけなので、移弦の移動も1種類だけ。

このような使用をしています。

ここでしっかり手首を意識しましょう。

カールフレッシュ.スケールシステム

当教室が最も力を入れているテキスト「カールフレッシュ・スケールシステム」。

上級者レッスンでは60分レッスンの方の場合は30分はスケールを弾いてもらっています。

初心者や中級者の方はそこまでではありませんが、このスケールにかなり、ウエイトを置いています。

実はこれは専門家を目指される方やプロが使用する音階教本というイメージがあるかと思いますが、もちろん、私は日々毎日、さらい込んでいますが、専門家を目指される方やプロだけではなく、少しやり方を考案するとバイオリンを始めたての初心者にも使用でき、実際に今までで多くの方がこれによってスピーディな上達をされています。

kさんも日々、頑張って取り組んでおられるせいか、第1ポジションでは指が広がるようになり、フォームが安定してきたせいか音色がかなり、良くなってきました。

また、ポジション移動で第7までやっていると譜読みの際のフィンガリングがすぐに分かり、譜読みまで早くなります。

もちろん、演奏体力もつきます。長い曲でも楽に弾けれるようになります。

このようにカールフレッシュの効能は音程だけではないのです。

長期間、続けることによって上達が保証されます。

しかし、短期、最初の1年だけやってみたというのでは全く効果がでるものではありませんのでご理解ください。

話しを戻しますとkさんの今後のここでの課題点はポジション移動における①親指の位置を把握する②決めた一定のテンポの中で移動ができるようにする。③移動時の目線です。

③については次回のレッスンでもっと詳しくやりましょう。

ホーマン1

以前は音符の下にドレミを書かないと楽譜を読むことが難儀だったkさんでしたが、現在はそのようなことをしなくても段々と読めれるようになってきたようです。

新しい曲を読む時はいつもドレミを読む他、1234と口で言いながらリズムを打ち込む習慣を曲ごとにしていきましょう。

口でいうのは1234という拍子であり、タタタとは読まないでください。

この作業において曲数を増やせば増やすほど譜読みの力が早くついてきます。

一日にたくさんの曲を見る人は初見ができるようになります。

ただし、初回に間違った音を読んでしまわないよう注意してください。

篠崎バイオリン教本2

「モーツァルト/奏鳴曲」随分、力みが取れて弓のスピードもこの曲に合うものとなってきました。

弓のスピードと全体のテンポとは全く違う話ですので全体のテンポを決めましょう。

すると伴奏合わせになった段階で混乱がないかと思います。

頑張りましょう。


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