親子でレッスンー小学生
yクンのお母さまはお家では立派な先生です。
小学生yクンのお母さまは過去にバイオリンを鈴木才能教育で10年以上、そしてメソードも10巻まで終えられたお家ではyクンにとって、とても頼りになる先生です。今年になってお母さまご自身もまた、復活され、今年のクリスマスコンサートでは出演していただくことになりました。そのため、お忙しくても、とっても頑張っておられます。そんなお母さまの背中を見て育つyクンにも熱が入ります。お母さまは本番の経験が数多くあるのですが、yクンにとってははじめての発表会。1か月を切っしまい、上手く弾けるかとても心配でしょうけれど、ここを乗り切れば後は本当に楽しいことが待っています。yクン、がんばりましょう。ということで早速、yクン、レッスンへ入りました。
バイオリンの構えと弓の持ち方で注意するポイント
まずはバイオリンの構えにおいて、バイオリンの位置を肩の外側へ持っていくにはどうしたらよいのか、なぜ内側にきてしまうのか。yクンの場合は持つときに一瞬だけ、外側へ構えられても、演奏している間にすぐにだんだんと内側へ入ってきてしまいます。
これの原因は100パーセント左足の方向にあります。左足は通常、演奏する場合、45度に向けて立ちますが、それを持続できず、どんどん、左足が内側へと動いてきてしまうのです。当然、ウエストをねじらず、楽な姿勢を無意識に取ろうと足が向いている方向と同じ方向へバイオリンがきますので内側にバイオリンが入り込んできてしまうのです。
対策として45度を持続させるためにお家では接着をした靴をはいて練習するとか、インソールを接着するとか、工夫をして左足は絶対に動かないように訓練してください。
次に弓の持ち方ですが、他の指は大分良くなりましたが、小指が突っぱってしまいます。
ここでまず、チェックしていただきたい点は曲げた親指がどちらに向いているかです。左真横付近に向いていませんか?すると位置が定まらず、演奏中に指がバラバラになってしまい、小指にも影響が。入れる方向は左斜め上です。確認してみてください。
あとは力を抜いて、必ず、常に毛につけておくようにしましょう。
それでも、小指が丸くできない場合は魚の目用の丸くなった中が空洞のパッドを弓の小指の位置辺りに張ることによって改善できた生徒さんもおられるようです。やってみてください。
お写真をまたまた、撮り忘れてしまったので以前のものを使わせていただきます。
HAUCHARD 49番
D線とG線の4の指の押さえ方が足りません。もっと強く押さえましょう。
少し音程が高くなる箇所もありました。親指の位置を確認してください。
リズムはむずかしくないので、49番は主に左手の練習です
因みに良い音になるよう右手は脱力して弾くようにしましょう。
リトミックソルフェージュはじめてのバイオリン「さようなら」
スラーがはじめて出てきましたね。これは良くできていたと思います。
細かい八分音符の譜読みもよくやってあったと思います。
しかし、長い音符を弾く際の基礎ボーイングが問題です。
弓が駒を通り越して滑っていってしまいます。
良く知られている曲なだけにむずかしそうに感じられないと思うのですが、実は休符などのない長い音符のレガート奏法は意外とむずかしいです。
手首、脱力等、総合的に基礎の全てができていないと滑っていった音が雑音になってしまい、全く聴こえなかったりというような演奏になってしまいます。
対策は基礎ボーイングをやるのはもちろんなのですが、曲のさらい方として、右手をくずさないぐらいの手首を使いゆっくり、ゆっくり全弓で練習していきましょう。安定した奏法ができるよう、右手親指の形や向きも気を配りましょう。
鈴木メソード1巻「きらきら星」変奏曲
「きらきら星」変奏曲は初めて曲らしい曲を弾くお子さんにとっては大作となります。
もちろん、お子さまだけではなく、大人の初心者の方にとっても同じことが言えると思います。
全く、楽譜の読めなかったお子さんが5つのリズムを弾き分け暗譜して完走する。
全て演奏すると4、5分はかかってしまう大作です。
このような曲は1日に3回は通せるよう、頑張りましょう。
一日に1回しか通せない状態ですと、リハーサルでめげてしまうと思います。
最低でも2回は余裕で弾けれるように弾いて弾いて弾きまくりましょう。
先週のレツスンではDを演奏中、弓の量がところどころ極端に短くなってしまった影響で弾けなくなってしまったのでしょう。
もっと使って一定の量を保って弾けるようにしましょう。
先週、お伝えしたように、メトロノームの76で安定した奏法を目指しましょう。
お母さまのカール.フレッシュ
お母さまのレッスンに入ったとたん、お母さまは「指が悴んでいます」と。
確かに、これから、もっともっとそのような現象が起こってくると思います。
だからこそ、カール・フレッシュなのです。指が冷たいということは速く動かせないだけではなしに筋肉も硬くなってしまっています。
前後に体操やストレツチをしてから、練習に入ると体全体が温まって弾きやすいかなぁと感じます。
冬よりももっと大変な練習は夏場ですが、冬場は事前に温めて置いたりとかやるべきことをやっておけば弾いているとだんだん、暑くなるので、まだいいかなと思います。夏場はどうしようもないです。
ということで、早速、レッスンに入っていきました。
松脂のムラ塗りもあると思いますが、ところどころ、音がしっかり出ない箇所がありましたのでどの指もしっかり叩くことが一つです。
もう一つは弓のスピードを遅くし、先付近まで弓を持っていかないことです。(そこは音が出ません)
左指以上に弓をゆっくり持っていく練習は後に様々なパッセージで必要になってきます。
いつもお話ししていることですが、カールフレッシュをさらうときは必ず元付近のみで毛がなくなるまできちんと肘を上げて弾きましょう。単音のスケール、どんどん、先の小節を勉強してきましょう。
最初、新しい小節をやるときは短いスラーでゆっくりとさらってください。すると音が良くなっていく変化に気がつくことと思います。
6度の重音では指の形を必ず見るようにしてください。移動ではガードをつけて音が切れないようにしましょう。
8度の重音では中指と薬指も押さえるので移動ではテンションに気をつけましょう。
中指と薬指は軽く押さえるだけで1で音程を取っていきましょう。
10度は毎日、触っておかないと次に触ったときにとんでもない痛みが襲ってきます。
頑張りましょう。
モーツァルト「メヌエット」
まずは弾く前に弓を少しだけ強めに張って弾くようにしましょう。
遅い箇所があるような曲では逆です。
テーマのトリルでは1拍で必ず収まるように遅れないようにしましょう。
展開部では歌えていてとてもきれいでした。
繰り返しはよく確認しておいてください。
ホワイトクリスマス
弓の張りは緩めで弾きましょう。
クレッシェンドをやってないのかなぁという印象を持ちました。
効果的にやるにはその小節の頭から必ず音量を落としましょう。
6度の重音はレッスンでやったようにていねいにさらいましょう。
最後3小節間はピアノの動きを捉えましょう。噛み合い方をしっかり覚えましょう。
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