小学1年生のレッスン
親子でレッスンへ
この春で小学2年生になるYクンがレッスンへやってきました。
お母さまもバイオリンを現在、やっていて大変、頑張っていらっしゃいますが、Yクンの集中力も凄いものがあり、講師も昨年、発表会ではビックリしてしまったほどです。
Yクンのテキストも今年からホーマンが加わり、今後のYクンの練習量次第ではもしかしたら、ホーマンだけはお母様に追いついてしまうかも知れません。譜読みが速くなっていくと様々な点で上達が見込めます。頑張りましょう。
ということでレッスンに入りました。
カールフレッシュ・スケールシステム
まずは、基本をしっかりやっていきます。「カールフレッシュ・スケールシステム」は大変、有名な音階教本ですが、この教本は音程を良くするだけではなしに、音質を良くしたり、正しいフォームが身に付く、また、矯正できるという特徴があります。
但し、これをお家で繰り返さないことにはレッスンだけでは身に付きません。
レッスンで言われたことを毎日繰り返すことが上達への近道になります。
Yクンは左軸足の向きをいつも楽器を構える前に必ず確認していきましょう。
45度、外側へ向け、そこへ楽器の先端を合わせましょう。
これは何回も言っていることですが、忘れずに毎回、集中してきちんとやりましょう。
2つ目は肩当の高さ(細い部分)を回してかなり、高くして見ましょう。
楽器が時おり、下がってしまうのは高さも原因です。
背中を張り、肩当ての高さを調整するとまた、良いフォームが復活します。
教本では第1ポジションの1小節目をPIZZで指の形と肘が外へ出て固定されているかを整えながら、やってみましょう。
指を立てた状態ではゆくゆく重音も弾けなくなってしまいますのでここでは何の練習にもなりませんので、集中して寝かす練習をさせてください。その間に軸足が動いてしまったり、背中が曲がってしまったり、左ひじが内側へいったり、動いてしまったりということがないよう、これら一つ、一つの確認をお家での練習では確実にやっていきましょう。
オシャール教則本
67番は様々な音が出てきます。臨時記号にも読譜の段階で読み間違うことがないよう、しっかり読みましょう。
また、テンポが微妙に遅くなっていってしまいます。一定のテンポで。
音程が定まらない時があるのは指の形だと思います。正しいフォームを維持しましょう。
この曲が終わり次第、ホーマンへの1本化にしていきます。
リトミックソルフェージュ はじめてのバイオリン
「犬のおまわりさん」最後の2段をよくさらい、最初から止まらずに弾けれるようにしましょう。
次の「スコットランドのつりがねそう」のテーマだけをPIZZで見ておいてください。
この曲が終わり次第、曲の方はスズキメソードへと1本化していきます。
ホーマン練習曲1
17番の上のパートを勉強してきましょう。
譜読みをする時の基本は別の教本と同じですが、リズムの打ち込み、階名唱が終わったら一定のテンポでまずはPIZZから始めましょう。
譜読みをする段階でメトロノームを使用するのが最も良いでしょう。
ワーク「やさしいソルフェージュ」
タイとスラーの違いをしっかり勉強したと思いますが、タイは音が加算されます。
曲においてもタイがかかっている場合は何拍、弾くのかをいつも意識するよう心がけてください。
お母さまのレッスンへ
次にお母さまのレッスンへ移り、やはり、お母さまもカールフレッシュで指ならしをしていきます。
単音、重音の両方のポジション移動において、気がついたことは下行時の親指の位置が正しくありません。
バイオリンは手応えがネックにあるようなものではないのでネックへの目視が必要なのですが、まずは楽譜上においての音符を見ながら親指を置いて確認していきましょう。
カールフレッシュでは印刷してある指番号がポジションの変わる箇所です。
その後、ガードをしている間はネックの左側を目視し、親指を先へ動かします。その後、音を出す瞬間に指を見るようにします。
するとかなり、高い確率で音程をはずすことがなくなります。やってみて下さい。
ホーマン練習曲1
126番は大変、難しい曲なのですが、見事、完璧でした。
譜読みが少し、遅かったレッスン開始時では想像もつかなかったぐらい良くなったと思います。
次週は139番を勉強してきましょう。タイの長さはしっかり数えましょう。
また、数々の臨時記号の譜読みはミスなくしっかり読みましょう。
この曲が終わり次第、2巻に入りますのでご準備をされてください。
MAX BRUCH/ KONZERT /G MOLL
勉強してみましょう。
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