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浦和のABEバイオリン教室

中学生Sさんのレッスンから

   

バイオリンの音量って

弦楽器は室内楽と呼ばれる分野の楽器でビオラもチェロもコントラバスも本当に音量の出ない楽器です。

また、弓の毛替えをしばらくしていない等のメンテナンスでも音量はほとんど出なくなっていってしまいます。

そのような時は毛替えをするまで弓圧を入れて弾いてはいけません。毛替えが終わっても弓圧はいれてはいけませんが。目安は松ヤニを塗っても5分しか持たない状況では即替えなければいけませんが、通常はその前に替えます。

さて、弾き方なのですが、他に音量が小さくなってしまう原因を少しだけ考えてみましょう。

楽器を抱えているのが人間である以上、長時間、同じ姿勢というのはとてもむずかしい話しなのですが、楽器が極端に下がってしまうと音量が出にくくなるということは覚えておきましょう。

かといって音量の大きい演奏が良い演奏とは限りません。

もう一つみなさんが気をつけていただきたい重要なポイントは弓を載せる位置です。

これは音質は劣化せずに音量だけをダウンさせる位置が指板付近に乗せて弾く奏法です。

これは曲の中で急速に音量を弱めたい時にこのような奏法を使います。

逆に駒寄りですと音量が少し、大きくなっても音質が極度に劣化してしまいますのでおすすめできません。

正式な基本奏法はf字孔の穴の上に弓を載せて弾く弾き方です。

バイオリンはここじゃないと響かないと思って良いです。

また、この位置が響くだけではなく、音量も少しだけ違ってきます。

このようなことを実践し、決して弓圧を入れて弾くようなことはやめましょう。

レッスンにいらしたSさんはそのようなこともなく、安定しつつあるフォームにより、音質がとっても良くなってきました。さぁ、レッスンに入りましょう。

ボーイング編ーロングトーンの基礎練習(単音と重音)

そもそもボーイング練習の目的って何なのでしょうか。子供さんや大人の方であっても退屈で面白くない練習であると思います。

しかし、これを毎日やらないと弓を持って曲を弾いた時にいつまでも弾けれるようになりません。

また、ボーイングをやっていないために実は左手の音程までが取れていたのに悪くなるってご存知でしたか?

ビックリですよね。案外pizzでは音程が取れても弓で弾いたらダメという方も結構、おられると思います。

レッスンで行っている基礎ボーイングの練習をきちんと毎日、やりましょう。

すると必ず進みが早くなっていくと思います。

Sさんの場合は重音の細やかな手首運動を習得しましょう。

もともと、手首の運動は単音と重音では同じ動きをしていくのですが、重音を弾いていくことで細やかなアップ運動ができているかがハッキリしてきます。

カールフレッシュ/スケール編

みなさんに最もよく知られているカールフレッシュのスケールはなぜ、これをやると急速に上達していくのでしょうか。内容を分析して見ます。

まず、一つの調性が5ページに渡って展開されていきます。

最初のページを開くといきなり、最初からG線ですが、そこだけで8パターンの音型が習得できるシステムになっています。

しかし、教本通りのフィンガリングだけでは初心者は到底無理なのですが、その運指を初心者なら、まずは第1ポジションから入って五線の位置と指をしっかり、覚えてもらい、さらに、その指間が広がるように訓練していきます。慣れていくとみなさん、美しい音で速いテンポでいつの間にか弾けれるようになっています。

その後、ポジション移動、重音と展開していきますが、最初にしっかりとした正しいフォームに注意をしながら小節を進めていくと見違えるほど上達していきます。

言い換えると正しいフォームで弾かないと弾けないように作曲されている教本なのです。

Sさんの今後のスケールの課題はポジション移動と重音をどんどん進めていき、安定した音程と速目のテンポでも単音では弾けれるようになるまで頑張りましょう。

ガボット/ゴセック

テーマの装飾音符ではファソ ソとしっかり指を叩きましょう。また、弓先で弾くと上手くいくかと思います。

展開部ではもっともっと歌いましょう。(テンポの中でですが)それには右手首をフル回転させ全弓で弾きましょう。

人に聴いてもらった時の演奏の印象はどこで決まるかというと右手の方は手首がやわらかく使えているかです。

一方、左手の方の演奏効果はビブラートでしょうか。いずれ、やっていきます。暗譜をしっかりやっておきましょう。

 

 

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 - 生徒さんレッスン風景

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