さいたま市桜区・南区・浦和区の個人バイオリン.ピアノ教室

浦和のABEバイオリン教室

初心者のためのバイオリン上達法

      2018/09/05

音程が思うように取れない理由は・・・・

IMG_6420[1]

以前、ピアノをやっていて、絶対音感もお持ちである大人の方なのですが、「先生、音程の微調整が全くできなく、はずしまくりなのですが、どうしたら取れるようになるのでしょう?」とご質問された方がいらっしゃいました。

確かに絶対音感もあるだけに音を合わせられないのはとても耐えがたいものでしょう。このようにバイオリンは絶対音感がある方もおられますが、あるだけで弾けるというものでもありまぜん。

ギターのようにフレッドがあるわけでもないので、先生に指板の方を見て弾くようにと言われても、なかなか上手く音程が取れないのが現状ではないでしょうか。ではどうしたら、音程が取れるようになるのでしょうか?思った音が思ったタイミングで出せるようになるのでしょうか。実はこの原因、特に音が低くなる原因はフォーム(構え方、肘の角度、指の押さえ方)にあるのです。

音が高くなる場合は音感が鍛えられていないケースがほとんどなのですが。問題は音がいつも低くなるケースの場合です。構えが悪いと肘の角度も思ったように決められず、指の形も毎回、同じようにはいかないので毎回、計画的に音程を決めることができなくなるのです。

IMG_6421[1]

例をとると単音を弾いていた時には取れたり取れなかったりでごまかしごまかし弾いていたけれど、重音が出てくると全く音が合わせられないという現実が起こるかと思います。重音を弾いて音程が合えば正しいフォームであると言えます。

憧れの曲を弾いて見たいと思っていらっしゃる方の場合にしても、耳にあるイメージ通りの音程が出せなくては楽しくないですよね。

やはり一つの楽器を楽しむにはプロにならなくてもどうしたって最低限の基礎習得が必要になってきます。

基礎と曲は別ものと考えられる方もおられるかも知れませんが、そうではなく、曲を楽しむための基礎習得なのです。

読譜の勉強にせよ、譜面を読むのはめんどくさい、時間がないなどということはあるかと思いますが、憧れの曲をイメージや感覚だけで弾くには限界があります。好きな曲を弾きたいからこそ、みなさん、基礎練習をがんばりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 - バイオリンのお話し

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

  関連記事

来年から小1になるSちゃんがレッスンへ

バイオリンやりたいとママにおねだりしたSちゃん 来年、小学生になるSちゃんがママ …

バイオリン弦、ドミナントをお勧めする理由

曲、楽器、会場を選ばない弦はやはりドミナント 最近は時代とともにさまざまなバイオ …

身体にやさしい練習方法

身体にやさしい練習 みなさん、身体ににやさしい練習、つまり、比較的、あまり、身体 …

夏場の楽器の管理

楽器がSOSを出す時期とは 一年中で最も楽器が悲鳴を上げる季節とはそれは夏です。 …

色々なバイオリンサイズー小5で3/4~4/4サイズへ持ち替えたAちゃん

分数楽器のサイズ変更時期は様々です。 最近、お子様の分数楽器が様々なサイズで持ち …

珍しい松脂

大きな松脂 バイオリンを弾く上で大切なアイテムの一つに松脂があります。 松脂も進 …

弓のスティックと毛の相性

弓のスティックと毛の相性   まず、ステイックには丸タイプと角タイプと …

体験レッスンを受講されるまでに準備しておくこと

体験レッスンを受講されるまでに準備しておくこと 当教室の体験レッスン(比較的どこ …

弓矯正器具で初心者から上級者までスピード上達

初心者だけではなく上級者まで使用 当教室の生徒さんは初心者から上級者までと様々な …

弦の正しい保管方法

弦の保管方法 講師がいつも使用している弦はドミナントを使用していますが、先日、工 …