始めたばかりのサラリーマンさん
2018/08/30
今月からスタートした楽器未経験のsさん。
3月からレッスン開始したサラリーマン30代のSさん。音楽系の楽器経験がないんですとおっしゃっておられましたので、最初は続けられるのか少し心配しておりましたが、週を重ねるごとにやったことを素早く、吸収し、新しいことをどんどん、覚えていかれているSさん。
経験はないけれど、オーケストラの演奏会へ頻繁に足を運ばれているだけあって本当に心の底から、バイオリンが弾けれるようになりたいのだなぁとレッスンを見ているとモチベーションの気迫をいつも感じます。
そのような方の場合は言われたことはもちろんですが、言われたこと以外にもきっとご自宅でバイオリンの様々なことを調べておられるのでしょう。
そんなことを先週のレッスンでは感じられました。
それはとても大切なことですよね。予習に当たることなのですが、予備知識としてありとあらゆる角度からバイオリンの知識を得る。ある意味、初心者の場合は大切なことかも知れません。
頭でっかちになリ過ぎてはいけませんが、常にバイオリンのことを検索してイメージを膨らましているとレッスンや練習への取り組みが真剣になってきます。
弓の持ち方を一発で覚えられたようです。
普通は大人の方でも弓の持ち方が安定するまでに最短でも1ヶ月はかかるものですが、Sさんの場合は修得器具を使用して1回で覚えられました。
初回の日は力が抜け切れませんでしたが、3回目のレッスンではもう、左指をつけて脱力された音質になってきていました。
するとSさんからご質問が。指を押さえる場所がわからないのでフィンガーシールを貼ることをご希望されたので、レッスンの中で、貼ったら、弾きやすいとおっしゃっておられました。
こちらの音程の方もクリアーしたようです。
指の形も最初から、きちんと正しく覚えておられるSさん。
週ごとのレッスンが本当に楽しみになってきました。
アップボウの注意点
先週から、ボーイングにはいっていたもののやはり、まだその週は少し、硬さの残る音質でしたが、週ごとにどんどん、音質も変わってきています。
この日のレッスンはアップボウを中心にかなり、集中したレッスンを行いました。
ここでの注意するポイントは右手は手首より先に肩から引き上げないことです。
こうするとどんな問題が起きるのかを具体的に書いておきます。
①例えばA線のみを弾こうとしているのに左隣のD線の音が鳴ってしまうケース
ではもう1つ注意するポイントは肘の高さを下げない(腕の内側が体に触れない)必ず手首と同じ高さまで肘を上げたまま弾く。
こうしないとどんな問題が起きるのか。
②例えばA線のみを弾こうとしているのに右隣りのE線の音が鳴ってしまうケース
等が起こってきます。
しかし、上記の原因はこれだけではなしに、楽器を水平に構えられず、背中が曲がってくる場合にも起こります。
左手首の正しい形
まずは左手をつける際には手首の正しい形、また、顎との関係性をしっかり、理解していただかなければなりません。
左手をつけてから、顎が浮いてしまったり、力の比率が左手と顎で分散してしまったり、また、浮いてはいないものの左手のみにかかってしまうことがあっては絶対に弾けなくなりますので、この点だけは身につくまで、毎日、回数を増やしましょう。
次に手首の形ですが、手首を単独で回したり、前後に動かさないようにします。
手首自体の形を作ろうとはせずにその周囲の形を作ります。
具体的には肘を右手側へいっぱいに出したまま固定で演奏する。(肘を左右に動かさないように)
次に親指の形は曲げず、伸ばしたまま指定のネックの場所へ指先だけかける。(親指が出過ぎると肘が左へと動いてしまう原因に)
この肘の角度と親指をしっかり覚えると自然に手首の形は決まっていきます。
実践してみてください。
指の押さえ方
爪側の上から第一関節をつぶしましょう。間違えやすいのは第2関節もへこませてしまうケースです。
これは正しくありません。第一関節のみをつぶし、第二関節はつぶさないのが正しい指の押さえ方です。
しっかり、定着させましょう。
弓をまっすぐ動かせるようになる練習
現代音楽のバイオリン奏法の中にはコルネーリヨといって毛で弾くのではなく、木の部分であるスティックで演奏しなけでばならない特殊な奏法もあるのですが、それ以外の通常の奏法では毛を倒して弾く弾き方は正しい奏法ではありません。
例えば、アップボウにおいて黒い指板の方へと木が傾いていってしまう原因はわかりますが、その原因となっている手首をコントロールしていく勉強がこれから必要になってきます。
対策は弓のスピードをかなり、落とし手首の量を微動ずつ動かしていくと解決します。
逆に手首を全く動かさないアイロン状態では木は倒れにくいですが、まともな音質にならないのと完走できなくなってしまいます。
透明なプラスティック制の矯正器具を試してみても良いでしょう。
あれは木が倒れてしまうと傷がつくように弾けなくなってしまうほど狭いスペースですので真上にして弾くようにはなるでしょう。
しかし、音質は期待できません。形を体で覚えるのには良いかも知れません。
テキスト「子供のバイオリン教本」
篠崎バイオリン教本への導入として使われるこの教本。
当、教室は子供だけではなく大人にも使用しています。
スズキメソードに入る前でも使用していくとボーイングが安定してきます。
今週は9ページの2の指までをしっかり弾けるよう練習してきましょう。
イ長調ー#3つの音階練習
2番線(A線)の0から隣のE線の3の指まで上がっていく練習。
レッスンでやった小野アンナの教本コピー「 」を繰り返しさらいましょう。
弾く時にラシドレと階名を言いながら弾くことを同時に行って下さい。
頑張りましょう。
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