さいたま市浦和区より月2回の大人のレッスンーOLさん
2018/08/10
OLさんご自分のペースで日々、頑張っています。
浦和区のOLさん、お仕事をもちろん、持ちながらも月に2回、レッスンにきちんと通われています。
キャリアのある経験者ではありますが、やはり、基礎をかなり、重視して欲しいとのご要望がありまして、お忙しいながらもレッスンを続けておられます。
例えば10年というキャリアがあられる方でもバイオリンは常に指を動かしていませんと行く行くは初心者のレベルまで遅かれ早かれ必ずきてしまうものです。
人は本当に弱い生き物だと思います。
何かの目標や〇〇で弾かなければというレッスンや本番を入れなければ自主的にはまず、忙しい中、自分でやるようにはならない生き物なのです。
一旦、楽器に自主的に触れるようなことがあってもそれは一時的であり、すぐに辞めてしまうでしょう。
よく、「時間がないのです。」という言葉を耳にしますが、ここで少し考えて見ましょう。
あなたは日常の生活の中でバイオリンを習慣化していますか?ということを考えて見て下さい。
日々の生活の中で習慣化されているものとしては顔を洗ったり、歯を磨いたり、お風呂に入る等があると思いますが、そのような事がお仕事等でできなくなってしまうようなことがあるでしょうか?寝坊をしてしまった時は別ですが。
バイオリンも日々の生活の中で習慣化さえしてしまえばできないことはなく、全く同じなのです。
専門家を目指すのでなければ練習時間も少しずつ5分や10分から始めていけば良いだけなのです。
それでも時間のない場合は少しだけ早く起きて弱音器をつけて練習してみてはいかがでしょうか?
定年後にやろうとしても固まり切った筋肉は若い時のようには自力では全く戻せません。
ですので始めるのなら、早い方が良いということになります。
レッスンをその頃からまた、再開されたとしても、今まで全く筋肉を使ってなかっただけに痛みとの闘いになります。
そんなことを考えるとこの方のように少しずつ今から、筋肉を使っていく方が身体に負担がきませんね。
ご自分のipadでいつも熱心にレッスンでは録画されていくyさん。
早速、レッスンに入りました。
カールフレッシュスケールシステムでは
キャリアを考慮し、1番はSulGで弾いていってもらいました。
今後の課題点として第6第7ポジの親指の位置と移動です。
レッスンではなぜ、そこがスムーズにいかないのかをご説明いたしました。
よく、ポイントを抑えておいてください。
次に5番では楽譜通りのロングスラーで弾いていただきました。
フルサイズの弓ですから、長さはもちろん、足りていますが、弓の量を元だけに減らし、左指をもっともっと速く回していくイメージをつけていきましょう。弓の量が減れば最後の方の音が聴こえにくくなるということはなくなります。
単音最後の半音階スケールではワンボースタカートでよくさらうことを心がけましょう。テンポは速くです。
次に3度ではポジション移動時のガードが上手く入れられませんとフレーズが切れてしまうばかりではなく、音程も決めにくくなりますのでしっかり、一定のテンポを管理しながら、途中のガード音をしっかり入れましょう。
このガード音はテンポアップをすると聴こえなくなるものです。
3度、6度にせよオリジナルで弾く前にリズム変化させた形でまずはさらい込みましょう。
8度の基本の練習の仕方はレッスンでご説明した通りです。まずはその方法で1回は弾きましょう。
その後、リズム変化をさせていきましょう。
8度を弾く時のポイントは23の指を必ず押さえることです。しかし、この23の指のポジション移動時のテンションはほとんどかけず、浮かした状況で移動させることがコツです。
10度に新しく取り掛かりましょう。最初はかなり、広げますので痛みがくるかと思います。
ですので、少しずつ取り組んでいってください。
これだけは1日開けてしまうことがないようにした方が痛みがこなくなります。
頑張りましょう。
テンポディメヌエット/クライスラー
協奏曲の勉強も抱えておられますが、この日のレッスンはサマーコンサートも迫ってきているため、小品のクライスラーを聴かせていただきました。
以前より、少しずつ、彩り豊かになってきたように感じますが、すぐに終わってしまう短い曲は強弱記号をよほど計画的に練らないと何もできずに終わってしまいます。
具体的にはfとffをどうするのか。どのような手法で音楽的に持っていくのか。
また、そのためには弓の量と弓のスタート位置をどこからどのようにしてというように決めていく必要があります。
音楽家がいつも人前で小品を演奏するときは特にいつもそのようなことを年中、考えています。
また、テクニカル部分ではクライスラーは決して手を抜けない小品です。
例えば5度の重音、装飾音符の音程。また、装飾音符がきれいに何箇所も同じように同じ時間内にきちんと入れられているか。
sul Dやポジションで上がっていく箇所の音程というように厳密に一つ一つを丁寧に拾っていきましょう。
弾ける音程に合わせて曲のテンポが決まってしまうでは残念なことになるので、しっかり、丁寧にさらいましょう。
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