大学生Mクンがレッスンへ見えられました。
マイバイオリンを抱えて初のレッスン
大学生のMクン。マイバイオリンがきて初のレッスンでした。
お家でケースを開けてくれたかな?そう言えば講師も大昔、初めて自分の楽器を父に買ってもらった時の喜びは今でもハッキリ覚えているほどで嬉しかったです。
どんな音が出るの?自分が奏でると日毎に変わっていくものなの?とか。答えは変わります。
そこが、弦楽器をやっていてたまらなくおもしろいところなのです。
少しのことで音が変化していく、お高い楽器じゃないと変化しないものではないのです。では良くも悪くも音が変化していくバイオリン。どちらかというとそりゃ、どんどん音が良くなっていってほしいですよね。そこで今週もレッスンをしました。まずは音質を左右していく基本から一つ一つ、丁寧に確認しながら、レッスンしていきます。
肩当ての高さと位置が決まりました。
バイオリンを構えるにあたり、肩当てというものは重要はアイテムで特にブリッジ型は最近、様々なものが出回っておりますが、どのようなものを購入しても最初にやらなければならないことは幅と高さの調性、そして位置決めです。
すぐ、取れてしまうという場合は穴の位置を変えましょう。高さは首が反らされる状態だと高いです。
そして、取り付け方は太い方を上へ向け左端から指2本分のところを目安にすると良いでしょう。
個人差があるので若干のズレはありますが、楽器を水平に楽に持つにはこの辺の位置になると思います。
上の太い部分を右の方に寄せると楽器が斜めになってしまいますのでよく見るようにしてください。
今回のレッスンではMクンにぴったり合った状態になりましたので、お家で全身移る鏡を使用して何度も水平に持てるよう練習してください。
まず、今週は背中を張ったまま、楽器を水平に保ち、片手でこの状態を20秒から始めましょう。
途中で背中が曲がったり、楽器が下がってしまった場合はまた、始めからカウントしてください。
これを一日、休みながらで良いですので15回やると必ず上達できます。
弓の持ち方がどんどん良くなってきました。
とっても良い傾向にあります。右手の形はほぼ出来上がってきましたね。
ただ、もっと抜けるので脱力をした状態で弓を振り回して体操して持っていた指がばらばらにならないよう練習しましょう。
念のために書いておきますが、弓を持つ手は下に卵をいれているかのように手首をふくらませて持ちましょう。
すると指も第2関節付近まで深くかけやすいですよね。
逆に手首をへこませたままの状態で持つとかかる指が浅くなりがちです。
親指を常に曲げて毛に触れさせておけば力は抜けると思います。
体操が終わったらダウン、アップの手首の使い方を動かしてみながら、イメージトレーニングしてみてください。
ボーイングに入っていきます。
イメージトレーニングで、アツプ、ダウンそれぞれの手首の使い方を学習した後、弾いてみます。
まず、弓の当て方は駒と平行にf字孔の穴の上に載せます。(木は真上に)。
ダウンを弾く時は手首を全て力を抜いてへこませてから、ゆっくり、引っ張っていきます。
アップは手首を少しずつふくらませていきましょう。
腕の半分まできたら、肘を上げます。
この肘を上げるタイミングが遅れると音は割れてしまい、元の方の毛がなくなるまで使えなくなってしまいます。
逆に早いと肩までが上がってしまい、他の弦が鳴ってしまいます。
今週はこの片手ボーイングだけをかなり、弾き込んでみてください。(左手はつけない)。
演奏中に背中が曲がり、楽器が動いていないか等を確認しながら、ボーイングを行ってください。
もし、動いてしまうようでしたら、ボーイングはやらず、片手持ちだけをやってください。
ホーマン1巻の譜読み(リズムの打ち込みと階名唱)を始めてください。
ホーマン1巻の15番の譜読みをした後、両手で持ちpizzではじいてやってみましょう。
pizzは指板の黒いところで人差し指を使ってはじくようにしてください。
バイオリンの両手をつける行為はこの前のことが全て上手くいった日だけにしてください。
新しいことを中心にやっていってしまうと足踏み状態になってしまうときもありますので、古いことを重視し、毎日、頑張りましょう。
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