【重要】ヴァイオリンをやっている方は必ず読んで下さい!速い曲、正確な音程へと確実に導く奏法
バイオリンが弾けれるようになる上達法
サラリーマンのyさんがレッスンへ見えられて、この日はみなさんにとって、とってもバイオリンを弾く上で重要な上達法について触れられました。
yさんはレッスンの中で「先生〇〇のように家で弾いたら、速い曲もそして、むずかしいフラットだらけの音程もすごく取りやすく難なく弾けた。この方法でやったらだめでしょうか?」とご質問をいただきました。
その方法とは講師は何気なくいつも練習で速い箇所やむずかしいところを弾くところでは普段、自然にそのように弾いている方法でしたが、改めて分析していくと、もしかしたら、そのことで、今下記のことでお悩みを抱えておられる方の大半は解決するのではないかと思えましたのでアップしておきます。
1音程が正しく取れない
初心者から上級者まで、どんなレベルの方でもまた、アマチュアでもプロの方でもそれは実行している方法です。
ではどんな方法なのか。
これを書くにはやはり、いつも教えている基本の形の話しに少しは触れなければなりませんので当教室の生徒さんは復習のつもりでここは読んでください。
バイオリンを始めるとまずは基本的な必要な指番号1~4の指を教わると思います。
それに伴い楽譜上に書かれた指の音程を押さえていくには例えば1の箇所を除いて2,3,4は全て前の指を押さえましょう。
と習ったかと思います。
これは前の指を全て押さえることが、その音を出す上での音程の案内人となるばかりではなく、強度も増すからです。
しかし、この奏法はスケールや練習曲といったビブラートをかけないものやまた、曲であっても音と音の音域が飛んでいたりといった箇所には他の指を押さえることで音程の案内人となり、とても有効なのですが、曲によっては一概にこの奏法が全て良いとはいえません。
例えば音と音はそんなに2,3度ずつしか変わっていっていない曲ですが、シャープやフラットがたくさんついていたりと音程を取る上ではややこしいというもの。例えば3を上げそれにしっかりと4をくっつけて4のフラットの音程を出す場合、12と全ての指を基本通りに忠実に押さえていたら、どうでしょうか。
全てが1側へ寄っていってしまい3や4も低くなってしまい音程がくずれてしまいます。
このように音程間の移動はそんなにないのでビブラートをかけない音であっても案内人はいらないわけです。
むしろ、1と2を押さえることで逆に音程が取れなくなってしまうケースもあるということです。
逆に音と音の移動が激しく、重音等で1本では取りにくかったりというパッセージではあった方が良い曲もあります。
が、どちらかというと生徒さんの場合は最初のケースの方が多いのではないかと思えてきました。
耳では正しい音を叩きこんでいるのになぜ取れない?と思ったことはありませんか?
もちろん、正しいフォームで弾くことは前提ですが。
それでも、なかなか音程が思うようにいかないところは全て押さえていた前の指を押さえず、その指1本だけにしてみましょう。
これでかなり、改善できると思います。
2テンポを上げると弾けない
これも同じ原因で4本押さえていることで、身重になり、すぐに移動できない点があげられます。
なぜならば左指にかかっている比重が1本なら大した力ではないのですが、4本ならその4倍になります。
そのような場合は遅くだと音程が何とか取れるけれど速くすると全く弾けないという現象が起こります。
もちろん、これ以外の原因もありますので、ゆっくりさらうことはとても大切なのですが、時にはテンポを上げられない直接的な原因を把握することも大切です。
テンポを上げられない理由は技術がまだ未熟なためと単純に思ってしまっていませんか?
プロや上級生になると速い箇所やその方が良いところは自然に1本で弾いてしまっているのですが、バイオリン歴があまりない方はもしかして、どんな曲も全て基本に従って前の指を押さえていませんか?
弾きにくい、音程が取れない、速く弾けない箇所等は他の指を押さえず1本だけ押さえましょう。
本当に真面目にバイオリンを弾き出したyさん。
御本人曰く、最近、弾いている時間も増えてきているせいか、奏法上で様々なことを発見されているyさん。
本当に凄いですよね。特に上記のことは2つのお悩みを抱えておられる方には朗報なのではないでしょうか。
だからといって彼は基本を疎かにされる方かというとその逆で基本の重要性もしっかりと分析され、また、基本に忠実に日々スケールに取り組んでいらっしやいます。
最近では練習時間が少し増えたためか、また他にこのようなご質問をいただきました。
3左指の筋肉について
練習時間が長時間に及ぶと指の筋肉に少し、変化が現れるものです。
まず、初期の段階では黒くなる。→やがては盛り上がってくる→その部分が固くなる。
これらの症状はすぐ、元に戻りますが、やってない人よりは指先は固めになっているかと思います。
そこでyさんはこんなことをおっしやいました。
練習のし過ぎて指が変化してしまい、いつものような正しい形で指を押さえようと思っても筋肉が固くなっていて押さえずらいので、他のところが当たってしまうのですが、それはやめて固くなっているところでも更に力を入れて押さえる必要性があるのですね。と確認されていきました..。
確かに筋肉がやらわかいところと固く皮ができてしまっているところではかかる力も違ってきてしまいます。
ただ、このことでまた、気がついてしまったのはこのことが原因で生徒さん、いつもと同じ指の正しい押さえ方ができない日もあったのではないかということ。
いつもyさんのレッスンでは様々なことに講師は気付かされていますが、今回は本当に凄いですよね。
みなさんも思い当たる方は上記のことを実践されてみてください。
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