小2のレッスンより中級の階段へ
2021/12/02
まずは調弦から
小2のIちゃんがママとレッスンへやってきました。
Iちゃんは楽器を開けて用意ができると自分で調弦を始めました。
講師に高い低いと言われながら、何とか頑張って合わせました。
何度も何度も合わせていくうちに次第に早くできるようになるかと思います。
カールフレッシューオールポジションへ
さてカールフレッシュのスケールでは固定ポジションを難なくクリアーしてきたので、少し前からポジション移動を始めました。
最初の2回ほどは第2ポジションからスタートして1回移動するだけの第4ポジションまでを練習していましたが、今週はついに一番上のポジションまでいきました。
ずいぶん、成長しましたね。
またIちゃんは初めてバイオリンのオールポジションを弾いた瞬間、とても感動したようです。
第4ポジションぐらいまでは少し??という感じでしたが、ここまで親指が動き回ると我ながらに凄い!と誰でも感動するようです。
楽譜に青の蛍光ペンでポジション移動するそれぞれの最初の箇所を塗り込んでくださっていたお母さま。感謝です。
この方法は大人でもお子様でも色が大変、目立つので確かにとてもわかりやすいですね。
鉛筆で4ポジションと書いてもわかりずらいので移動を忘れてしまう生徒さんも出てくるかと思いますので。
ポジション移動の音程を難なくクリアーする方法とは
ここから少し技術的なお話しになってくるのですが、ポジション移動もバイオリンの基本奏法がやはり、とても大切になってきます。
ポジション移動だから、ここから初めてマスターしなければならない基本があるというものではないんです。
ではここで押さえなければならない基本奏法のポイントとは?となりますよね。
それをご説明していきましょう。
ポジション移動中における基本奏法のポイントとは
①顎
②親指の脱力
③視線
④指の型
大きく分けるとこの4つなのです。
この①から④はそれぞれ、独立させて行わなければなりません。
どういうことかと申しますと例えば顎の力を入れたからといって親指の力が自動的に抜けるわけではありません。
①と②の両方をそれぞれやるという必要があります。
逆に顎の力が抜けてしまっていると親指の脱力はできず、力が入ってしまうので注意が必要です。
では①ですが実はこの顎の力って入門した時から持ち方の段階で「力を入れましょう。力を入れましょう」と言われますよね。
先に進んだ移動ポジションまでこのことは影響していくのです。
もちろん、最初にやる初心者の第1ポジションにおいても非常に重要です。
その理由は次回、別のところでまた述べたいと思います。
先ほどからお話ししているこのポジション移動時においての顎の役割ですが、絶対にこの時はという瞬間はポジションの移動中です。
更に厳密なその瞬間とはポジションが下がっていく時はかなり、集中して顎の力を入れたまま弾きましょう。
その理由は低いポジションに向かうにつれ、バイオリンは指と指の音程間隔が広がっていく楽器なのです。
その時に顎の力が抜けていて左親指に多少なりの力が入っていたとしたら、全く他の指が広がらなくなってしまいます。
では高いポジションに向かっていく時はどうでしょうか。
逆に音程の間隔はとても狭いので肉体労働もなく、指を広げることなく、音程が取れてしまいます。
が、もしも、しっかり顎を押さえてない場合は楽器が移動時にかなり、揺れるので早いアップテンポの曲が弾けないという現象が起きるでしょう。
次に②ですが①ができてないと②はできなくなってしまうのですが、②の左親指また左手首全体に力が入ってしまうことがないよう十分、気を付けましょう。
次に③ですがこれはみなさんに意外と知られていないのですが、基本奏法においては左指に視線をおいて弾きますがポジション移動になると左手ではあるのですが、もっと厳密にこのタイミングでここというふうに先生にいっしょに弾いてもらいながら正しい見る方向を覚えていくのが良いかと思います。
当教室においてはこの点もレッスンでやっています。
次に④ですが④はここにきていきなり、押さえ方を変えるということはまずはできないことです。
ですので、これも基本奏法を学んでいく最初の過程から当教室ではやっています。
このように最初に学ぶ基本奏法というのは後々様々な箇所でかなりの影響が出てくるものですので、最初にしっかり、正しい奏法でバイオリンを奏でましょう。
練習曲では
音やフィンガリングの譜読みが随分、早くなったIちゃん。
今後、最も重視してほしいことは123と数えながら弾けるようにすることです。
そのためにはレッスンの終わりに先日、教えてあげたことをくりかえし、くりかえし、やっていきましょうね。
鈴木の教本では
練習曲を弾いた後のせいか曲を楽々弾いているiちゃん。
初日なのに思ってた以上に頑張られましたネ。
特に16分音符はどれも手首が回っていて素晴らしい
その間の音程も問題なかったかと思います。
注意する点はスタカートの弓の場所や弓の量に気をつけて曲全体のメリハリをつけていきましょう。
テンポは少しずつ上げていきましょう。
また、短小節ずつ暗譜しながら弾くを繰り返して暗譜を習慣化していきましょう。
暗譜は良いことばかりです。マイナスになる要素はありません。
特にむずかしいところは覚えてしまって左手を見て弾く方が集中できて音程も取りやすいです。
実践していきましょう。
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