肩当てが必要になる人とはどんな人か
2018/09/05
肩当てが必要になる人とは
以前、お教室の先生の方針によっては「肩当てはやめましょう」とおっしゃられるお教室があったようで、これからバイオリンを始めようとしている方々にとって肩当てって??肩当てってつけると良くないの?と混乱されている方々のために記事を書いて見ようと思います。

まず、表題の通り、肩当てが必要になる人とはどんな人か。
肩がなで肩のように下がっている人が対象になります。
その傾斜が極端な人ほど高さを必要とするので、調節のできる上の写真のようなブリッジタイプをお勧めします。
また、傾斜がゆるやかな肩が少ししか下がっていない人は楽器に貼り付けるウレタンタイプ等をおすすめします。
昔はsパッドというゴムのタイプがありましたが、現在は生産中止となっています。
肩当てが必要でない人とは
逆に肩がまっすぐで水平な人は肩当てがなくても大丈夫です。
肩当てをしなくても良い人はしない方が音に深みがあって良いという考え方もあります。
しかし、楽器の裏側の汚れ防止のために布をかける人もいます。
体型が変化した時には
バイオリンを始めた当初は肩が水平、或いはなだらかであったのにしばらくすると段々、肩が下がってきてしまったというケース。
このような場合はブリッジタイプに変更しましょう。

要は必要か必要でないか、どのようなタイプを購入するかも全て体型次第ということになります。
分数用ブリッジタイプ
最近では分数用でも脚が折り畳めるタイプも出てきましたね。
私は何もブランドものにこだわる必要性は全くないと思っています。


この肩当てのように¥1000以下の安価なものであってもゴムの硬さが丁度よく楽器を傷つけることもなくまた、きちんとつければはずれることもなく前後にひっくり返らないのでちゃんと肩当ての機能をしてくれて使えるものもあります。
分数の折り畳み、これは小さなケースにはありがたいですよね。折り畳みタイプってつけるとはずれやすいのではと思いましたが、これはきちんとつければ大丈夫なようです。初心者が使うには十分であるといえます。
バイオリンを長くやっている人になるとプラスティックなので音に不満があるかもしれません。
これの木目バージョンも作って下されば言うことないですね。
まずは体型に合うタイプをじっくり選びましょう。
音の良い材質は
①裏板が木目(木によっても違う)②表面がウレタン(ウレタンの質によって変わってくる)③表面がビロード。
やはり、どのタイプでもプラスティックより木目の方が音質は良いような感じがします。
肩当ては本当に進化し続けています。
写真は当教室に常備してあるものですが、これ以外にもちろん、多く出回ってきました。
肩当てによって音質も驚くほど変わります。
一度、楽器を持っていってお店を覗いて見るのも楽しめるかも知れません。
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