発表会出場で得られるもの
2018/09/05
モチベーションアップ
もともと好きで始めた楽器もだんだんと月日が経過することによって、子供さんの場合は飽きてしまったり、また、大人の場合は忙しさやマンネリで何となくやる気が失せてくることってないでしょうか?。
そりゃ、人間なので波があることだと思います。
しかし、一つの本番が終わり、次はいついつでまた弾かなければならないという目標があったらどうでしょうか。すると人によっては早速、次に弾く曲を決め出して前へ進もうとするのではないでしょうか。
目標を持つことってとっても大事なことなのです。
本番を通してスキルも心も大きく成長できる
バイオリンでなくても小さい頃から、ピアノや何かの楽器をやっていて発表会に何度も出場してきた方は日毎の練習の意味やメンテナンスの必要性、本番に向けての練習の仕方、そして健康管理と全てを過去に自分で整えられてきたので、やはり、落ち着いていらっしゃいます。
というか多方面にわたり、鍛えられています。
また、そのような方はどこへ行かれても信頼されやすいのです。
きちんと何度も舞台に乗っているということはそれほど大切なことなのです。
また、逃げ出してしまうことはとても簡単なのと同時にそのことによってどんどん上達が遅れていくことも覚えておいてください。
つまり、自分を甘やかせてしまうところがある人はなかなか上達ができないのです。
プロになるのではなくても、むしろ、みなさんはまだ経験が浅いからこそ、自分に厳しく、忍耐と根気を持って一つの楽器に取り組まなければなりません。
すると、必ずその後、上達したことの喜びが楽しさへと繋がっていきます。
どんな楽器にせよ弾けれるようにするには必ず忍耐と根気が必要なのです。
そのことを本番を通して学んでください。
他人の演奏を聴くことによって生まれ変わるもの
当教室での「サマーコンサート」は同じ年代の方々が子供さんから大人までそれぞれ、一つのグループをこちらで作り発表し合う場となっております。
同じ年代ごとにとなると当然、まだ入ったばかりで、日も浅く、出られるような状態ではないというお子さま等が出てきます。
どうしても無理な場合は見学だけでもお勧めしていますが、他人の演奏を積極的に聴けれるようになるのも実は自分が出場することによってその気持ちは加速します。あの人は上手いのだろうかとかね。
その場でドキドキしながら、お友達の演奏をしっかり聴いているのです。
その後、あの人のように自分もなりたいから頑張るとか、あの人に負けたくないから毎日弾くとか、練習時間を増やすとか、基礎練習をまじめにやるといった気持ちが芽生えてくるのです。
本来なら、他人と比較するものではなく、自分の中でいついつは何ができなかったけれど今それができるようになったという事の方が望ましいのですが、それは何回も本番回数を重ねていくことによって、生まれ変わっていきます。
本番回数を積めば積むほど早く上達する
発表会は1回だけではなしに何度も出場して自分を鍛えていきましょう。
回数を積めば積むほど上達していきます。
また、同時に回ごとに固く考える必要はありません。
「もし、上手く弾けなかったらどうしよう」とか「止まったらどうしよう」とかといった心配は全く入りません。コンクールではありませんので。
初めて発表会に出場する人たちが本番になって上手に弾けれるとは逆に講師は思っていません。
これは長年の経験からですが、本番の出来栄えはレッスン時の半分ほどだと思っておいた方が良いでしょう。
ですので固くならず、楽しくやりましょう。笑顔で弾くと聴いている人も必ず感動し楽しめます。
ステージマナーを覚えましょう
今後、何度もステージに立つためにどうしても覚えてもらいたい項目としてステージマナーというのがあります。
ステージマナーとは歩き方、「おじぎ」の仕方です。
当教室では本番前になると「おじぎ」をしっかりレッスンの中で何度も練習してもらっています。
一人一人を見ていると様々な子がいます。
礼の仕方が速すぎる子、足を広げたままおじぎをする子、目線が下を向いていない子
背中が曲がっている子、おじぎを一回しかしない子。
これらのことがないよう、おうちでは必ず何度も練習して見ましょう。
これに加え、さらに綺麗に見えるおじぎの仕方は立ち位置に立ったら少しだけ間を置いておじぎをしましょう。
一旦、止まって正面を見てからゆっくりおじぎをしましょう。歩きながらすると落ち着きのない印象になってしまいます。
また、歩き方ですがこの時から実は既に演奏が始まっていると思って下さい。
弓を振り回しながら歩いたり、踊りながら腰を振って出ていったりといった歩き方は非常に目立ちますので、これもおうちで何回も練習して見ましょう。
「おじぎ」といったごあいさつはお客様とのコミニュケーションです。
丁寧にゆっくり頭の上げ下げをしましょう。
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